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10月

「がん看護」への取り組みについて、

少し前の調べで全国のがんの患者数は152万人ほど、人口1万人あたりのがんの患者数は11947人。全国でがん患者が最も多いのは東北の1県で17686人。その他東北の別の県や九州の1県、中国地方は日本海側の1県と続いており、一番少ないのが日本の一番南の1県で8626人となっています。(あくまでこの調べは数年前の実績であり、現在では様子も変わっている場合もあります)

がん患者の調査は全国の医療機関から選びだしたある1日に受診した患者について調査をしたもので、悪性新生物に分類された患者数をだしています。ある調査した1日に入院していた人、受診した人、その日に受診はしなかったが通院治療に通っている人を対象に合計を推計したものとありました。

年齢層を見てみるとやはり高齢者(今回は65歳以上を対象)と子供(今回は0歳児から15歳までを対象)でみると興味がある結果があります。高齢者が多く子供が少ない地域にがん患者が多いことが分かります。高齢になればなるほどがんになる確率はおおくなるということです。

そして、がんの治療のための「がん看護」という取り組みもできています。がんの治療には最先端の治療に対応した看護を提供するため、医師とチームを組みスペシャリストとして治療にあたります。その看護師を養成する取り込みです。

これはあくまである有名大病院での取り組みで、この病院には他の病院で告知を受けた患者が、「どう治療していけばいいのか」積極的に治癒に向けての治療に取り組もうとしている方が多いそうです。ご家族の大いなる期待や希望もニーズもあります。

看護師は治療から症状緩和までのあらゆる段階の患者さんのケアを提供するため、専門性の高い幅広い知識と技術が必要とされています。治療に使用する新しい薬や治療方法が導入されるため、副作用に対する対策や退院後のセルフケアなどの指導のため、看護師自信の勉強と自己研磨は不可欠となっています。

さらにはがん患者を抱える家族へのケアも大切です。患者さん以上に家族は不安であり、医師や看護師の言葉の一字一句をよく噛みしめながら説明を聞いています。そして一刻でも早く平癒できるよう家族全員が力を合わせ、協力体制で取り組んでいます。